自社の技術を見つけてもらうためのコンテンツ作成方法(コンテンツの企画編)

コンテンツ担当アイリーラボ編集部

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    自社の技術を見つけてもらうためのコンテンツ作成方法(コンテンツの企画編)

    前回は、「どんなに素晴らしい技術を持っていても、見つけてもらえなければ意味がない」ことについての対処法と考えるべき視点を紹介しました。

    自社の技術やサービスがどんなに素晴らしくても、見つけてもらわなければ意味が無いことは理解していただいたと思います。では、どうやって見つけてもらうコンテンツを用意すれば良いのか?

    今回は、実際に見つけてもらうためのコンテンツ作成手順についてをコンテンツ案を企画する部分について解説します。

    ここでの例は製造業ですが、この手順はどんなビジネスにおいても共通で使える方法ですので、是非参考にしてください。

    ターゲット顧客のニーズを探る(超純水洗浄の例)

    顧客のニーズを探る方法はいくつもありますし、考えられる限り調べる必要もあるかと思いますが、ここでは当社がWebマーケティングとして、ホームページを制作する際に使う方法を解説します。

    主には、検索キーワードから探る方法と、リアルの現場や現顧客と接する機会の多い営業の方や経営者にヒアリングを実施する方法です。

    キーワード調査

    キーワード調査ではGoogleが提供している下記のツールを利用して、可能な限りキーワードをピックアップします。

    今回、当社顧客の新規コンテンツ作成に際して「超純水洗浄」を例示します。

    かなりニッチなキーワードなので、候補となるキーワードがあまり集まりませんでしたが、多いときには1,000件近いキーワードをピックアップすることもあります。

    キーワードプランナー

    Googleが提供している、広告出稿用キーワードプランナーです。

    対象のキーワードが月間でどのくらい検索されているかがわかるツール。

    Googleキーワードプランナー

    検索サジェスト機能

    検索サジェストとは、下記の図のように検索キーワードの候補として出てくる部分のこと。

    ここにはよく使われるキーワードが候補として出てきますので、それだけ利用者のニーズを反映したキーワードが存在しておりますので、ここのキーワード候補を調査します。

    検索サジェスト機能

    Googleサーチコンソール

    現在公開しているホームページがある場合になりますが、自社のサイトが検索された際に使われたキーワードが蓄積されていますので、過去に遡って使われたキーワードを調査します。

    キーワード集計し、顧客ニーズの推測・担当者レベルでの打合せ

    上記で調査したキーワードをひとまとめに集計します。

    集計したキーワードを基に、見込み客となりそうな人たちはどんな課題やニーズを持っていそうか?何を知りたいのか?
    を当社の場合は、これを経営層・営業・技術などの方々と一緒にニーズの拾い出しをして、顧客ニーズを検討します。

    キーワード集計例

    そうすることで、本当の顧客像やニーズが見えてきます。

    ニーズからコンテンツ案を作成する

    見込み客が知りたいことや検討していることは

    超純水洗浄で、

    • 洗いたいものが決まっていて、それを洗えるか?
    • どういった仕組みなのか、どのような工程なのか?
    • 超純水装置という設備を持っている会社はないか?

    ということが、見込み客が検索する理由です。

    どんなコンテンツを用意してあげれば良いか

    上記の回答があることが、自社の技術を知ってもらうために必要なコンテンツとなります。

    コンテンツ案としては下記のような情報が考えられます。

    • 洗浄工程の解説
    • 洗浄効果として、洗浄ビフォー・アフター
    • 自社の超純水装置で洗えるものリスト(材質系、製品名称など)
    • 洗浄トラブル毎の解決策(静電気対策など)
    • 超純水装置の機械スペック

    これらが、検索しているユーザーに対する、集客のためのコンテンツ(案)となります。

    これらをWebサイトに展開することで、情報を探している見込み客の受け皿になり、Webサイトに訪問してもらえるようになる。それが「自社の技術やサービスを見つけてもらえる」という状態を作り出すことになるのです。

    まとめ

    今回は、自社の技術やサービスを見つけてもらうためのコンテンツ企画について解説をしました。

    自社の技術を見つけてもらうためには、顧客がどんなことで困っているのか?あるいはどんなニーズを持って解決策を探しているのかを徹底的にリサーチする必要があります。

    リサーチしたら、ニーズに対する回答となるコンテンツを用意すれば良いという非常にシンプルなことです。

    誰でも実践できることなので、是非実践してください。

    集客のためのコンテンツと接客のためのコンテンツは違う

    今回紹介したコンテンツ案は「見つけてもらうコンテンツ」。いわゆる「集客」のためのコンテンツです。

    集客の後は「接客」になり、ターゲットである見込み客を説得するコンテンツがさらに必要になります。

    それらのコンテンツ企画・作成方法は今後のコラムで解説していきます。

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