広告費のムダ。CVR改善が先決な理由
「うちの技術力や製品なら、もっと多くの依頼が来るはずなのに…」多くの製造業のWeb担当者が、そんなジレンマを抱えています。そして、そのための施策として、多くの方が「SEO対策」や「リスティング広告」といった、ホームページへのアクセス数を増やす方法を真っ先に思い浮かべます。
しかし、もしその考え方が、貴重な広告費と労力を無駄にしてしまう”落とし穴”だとしたら…?
今回は、多くの企業が陥りがちな「集客の順番」に関する誤解と、貴社の高い技術力や製品の価値を正しく伝え、お問い合わせを最大化するための本質的な考え方について解説します。
目次
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その集客施策、「穴の空いたバケツ」に水を注いでいるだけかもしれません
突然ですが、ホームページ改善と集客の関係は、よく「バケツと水」に例えられます。
- バケツ = あなたのホームページ
- 水 = SEOや広告で集めたアクセス
- バケツに溜まった水 = お問い合わせ(コンバージョン)

お問い合わせが少ない状態を改善しようと、担当者は一生懸命に新しい水(アクセス)をバケツに注ぎ込みます。しかし、もしそのバケツの底に大きな穴が空いていたらどうなるでしょうか?
そうです。いくら大量の水を注いでも、水は次から次へと漏れ出し、一向に溜まることはありません。
ホームページもこれと全く同じです。お問い合わせが取れる”状態”になっていないホームページ(=穴の空いたバケツ)に、どれだけコストをかけてアクセスを集めても、訪問者はすぐに離脱してしまい、成果には繋がりません。
まずやるべきことは、水を注ぐこと(集客)ではなく、バケツの穴を塞ぐこと(ホームページのCVR改善)なのです。
貴社のホームページ、ただの「製品カタログ」になっていませんか?
では、「穴が空いた状態」とは具体的にどのようなホームページを指すのでしょうか。
特に製造業の企業ホームページで多く見られるのが、ただの「製品カタログ」になってしまっているケースです。
訪問者(発注担当者や設計者)は、自社の課題を解決してくれる製品や技術を探しに来ています。それなのに、ホームページを開いた瞬間に、製品の写真と型番だけが大きく表示されたらどう思うでしょうか。
おそらく「うちが探している情報と違うな」と判断し、ブラウザの「戻る」ボタンを押してしまうでしょう。
具体的に、多くのホームページが陥りがちな「悪い例」と、訪問者の心を掴む「良い例」を比べてみましょう。
【Before】多くのホームページがやりがちなFV(ファーストビュー)
- 製品写真がドンと表示
- 高性能CNC旋盤 XYZ-2000
これでは、貴社の製品が「誰のどんな課題を解決できるのか」が伝わりません。
ホームページを「優秀な営業担当者」に変えるためには、まず訪問者に対して「このホームページはあなたのためのものです」と伝える必要があります。
【After】あるべきFV(ファーストビュー)の姿
- 悩んでいる担当者の写真
- 「熟練工不足の課題を解決する、段取り時間1/3の自動化CNC旋盤。」まずは導入事例をご覧ください
いかがでしょうか。
後者は、誰の(熟練工不足に悩む企業の)、どんな課題を(段取り時間を1/3に)解決できるのかが、一目でわかります。これが、訪問者の足を止め、続きを読む気にさせる「結論」の提示です。
お問い合わせが自然に生まれるホームページの「必勝パターン」
訪問者の足を止めることができたら、次はその課題に寄り添い、信頼を勝ち取るステップに進みます。優秀な営業担当者が商談で行うのと同じプロセスです。
ステップ1:共感(「そうそう、それで困ってるんだ!」を引き出す)
製品のスペックを長々と語る前に、まずはお客様の課題に寄り添いましょう。
「私たちはあなたの状況を理解していますよ」というメッセージを伝えるのです。
このようなお悩み、ありませんか?
- 熟練工の退職で、若手への技術継承がうまくいっていない
- 多品種少量生産で、毎回の段取り替えに時間がかかりすぎている
- 加工精度は絶対に落とせないが、コストダウンのプレッシャーも強い
このように具体的な課題を提示されると、訪問者は「そうそう!」と頷きながら読み進め、ホームページへの信頼感を深めてくれます。
ステップ2:実証・信頼(「この会社なら解決できる!」と確信させる)
課題に共感した後は、「では、どうやって解決できるのか?」という証拠を示す番です。
ここで効果を発揮するのが、具体的な「導入事例」です。
ただし、ただ取引先企業のロゴを並べるだけでは不十分です。読者が知りたいのは「自社と同じような課題を持っていた企業が、どのように成功したのか」というストーリーです。
なぜ、業界トップの〇〇株式会社は、当社のXYZ-2000を選んだのか?
- 導入前の課題:
熟練工の定年が相次ぎ、若手だけでは求める加工精度を維持できないことが経営課題になっていた。 - 導入の決め手:
XYZ-2000の自動補正機能と、弊社の担当者による手厚い導入後サポート。
「今では若手が自信を持って機械を操作しています。技術継承の課題が解決できただけでなく、生産性向上まで実現できました。」
このように、具体的な課題と、数値で示された成果、そして担当者の顔が見える「声」をセットで提示することで、訪問者の信頼は確信へと変わります。
アイリーラボのワンポイントアドバイス
製造業向けAIソフトウェアを手がけるクライアント様のWeb運用を支援し、マーケティング戦略からランディングページ制作、リスティング広告運用まで一貫して担当しました。結果として、当初目標の2倍以上となるコンバージョンを安定的に獲得し、ホームページのCVRは1.3%を達成。この実績が示す通り、集客の前にホームページの「穴」を塞ぐことが、成果を最大化する鍵となります。今回の事例を詳しく見る
今すぐ「穴」を塞ぎ、機会損失を防ぎましょう
もし、あなたの会社のホームページがまだ「ただの製品カタログ」のままだとしたら、それは貴社の素晴らしい技術力や製品価値が正しく伝わらず、大きな機会損失を生んでいるかもしれません。
しかし、ご安心ください。
ホームページは、今回ご紹介したような適切な手順で改善すれば、必ず「24時間365日、文句も言わずに働き続ける、最も優秀な営業担当者」に生まれ変わります。
闇雲に広告費を投下してアクセスを集める前に、まずは自社のホームページという”土台”を盤石なものにしませんか?
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