制作実績

プロジェクトの概要

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顧客名 加茂精工株式会社
URL https://www.kamo.co.jp/japan/
業種/分類 精密機器メーカー(ラック&ピニオン、減速機など)
所在地 愛知県豊田市
制作形態 ホームページ制作/CMS(WordPress)/デザイン / テクニカルイラスト制作/SEO/ウェブ解析/多言語サイト対応
提供
サービス

課題

世界初の技術「TCGランナー」をはじめ、独自の機構製品で知られる加茂精工株式会社様。 リニューアル以前のWebサイトは、短期間で構築された経緯もあり、いわゆる「会社案内」の域を出ない情報量にとどまっていました。そのため、本来最もアピールすべき製品のスペック詳細や技術的な優位性が十分に掲載されておらず、Webサイトが持つポテンシャルを活かしきれていないという課題がありました。

今回のプロジェクトにおける最大のミッションは、Webサイトを単なるカタログから「営業・商談獲得ツール」へと進化させること。 具体的には、導入を検討する「設計者・エンジニア」が必要な情報へ即座にアクセスできる環境を整え、技術相談やお問い合わせといった、具体的なリード(見込み顧客)獲得につなげることをゴールに設定しました。

対策

設計者の「探すストレス」をゼロにする、徹底したユーザー視点の設計。

本プロジェクトでは、ターゲットである「設計者」の行動心理と利用シーンを徹底的に分析し、以下の3つのアプローチでサイトを構築しました。

1. スペック表のテキストコーディングと検索性の追求 設計者にとって最も重要なのは、「自分の求める仕様(スペック)の製品がそこにあるか」を素早く判断できることです。 従来、画像やPDFで貼られがちだった複雑な仕様表や寸法表を、今回はすべてテキストデータとしてコーディングしました。これにより、サイト内検索の精度が向上するだけでなく、ユーザーが数値をコピーして検討資料に転記しやすくなるなど、実務レベルでの使いやすさを飛躍的に高めています。

2. 「見えない技術」を可視化するテクニカルイラスト 写真では伝わりにくい製品内部の構造や、独自の動作機構を直感的に伝えるため、オリジナルのテクニカルイラストを制作しました。 手描きのラフスケッチの温かみと、CADデータの正確性を融合させることで、エンジニアの知的好奇心を刺激しつつ、製品の信頼性をビジュアルで証明する表現を追求しました。

3. 「課題解決」を軸にしたコンテンツとSEO戦略 単に製品を並べるのではなく、「どのような課題を解決できるのか」という視点でコンテンツを再構成しました。 利用シーンや導入事例を紐付けることで、ユーザー自身の課題と製品をリンクさせます。また、徹底したユーザー理解に基づいたキーワード調査を行い、ニッチな技術ワードでも検索上位を狙えるSEO設計を実装。多言語対応も含め、国内外の設計者が自然とたどり着き、問合せに至る動線を確立しました。

結果

技術相談の窓口として機能し、Web経由の商談創出を実現。

リニューアル後、Webサイトは「静的なカタログ」から「動的な商談創出ツール」へと生まれ変わりました。 設計者が求める情報(スペック、CAD、技術解説)への到達スピードが向上したことで、Webサイト経由での具体的な技術相談やお問い合わせが増加。営業担当者が商談を行いやすい「質の高いリード」を獲得できる仕組みが整いました。 また、多言語サイトとしての基盤も整備され、グローバルな市場に対しても同社の高い技術力を正確に発信し続けています。

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