【人手不足対応】中小企業の採用活動をWebページで強化

 

2018年春卒の採用活動が解禁になりました。
中小企業では、新卒より即戦力として中途採用を重視している企業も少なくないと思いますが、最近当社のお客様でも「人材募集をかけても全然応募がない」といった声をよく聞くようになりました。(と言っている当社も同様ですが。)

現在、日本は労働人口は年々減少しているようです。これから先さらに労働人口減少に伴い人材確保が困難になることが予想されます。

今回のコラムは、「募集をかけてもなかなか応募がない」「面接をしてもこちらが求めている人材とは違った」「入社しても直ぐに辞められてしまう」など、求職者の獲得や自社と求職者のミスマッチを無くすために、自社Webサイトを活用した採用情報の掲載について考察したいと思います。御社の採用活動の一助になれば幸いです。

中小企業経営者は人材不足で悩んでいる

  • 最近は仕事が増えてきているが人材不足で対応できない、仕事をお断りしている
  • 採用サービスにお金がかかりすぎる(かけられない)
  • ハローワークに求人を出しても全然応募がない
  • 面接に来てもらっても、求めている人材ではなかった
  • 入社しても定着しない

など、人材不足による機会損失、採用コスト増大といった声をよく聞きます。

なぜ採用応募者が来ないのか?

製品やサービスが他社と比較されるように、会社も求職者に比較されるのが現状で比較されても勝ち残る必要があります。

多くの求職者の動向として、採用サイトやハローワークのような採用機関などの紹介で情報を得たら、まずはその会社のWebサイトを訪問して会社の情報や仕事内容をチェックするのは当然の行動。

 Webサイト上で「募集要項」以外の、働くイメージ(仕事のやりがい、会社の目指すビジョン)など、その会社ならではの「共感」できる情報が見える化できていないとなかなか応募するハードルが高く、他社へと流れてしまう確率が上がります。

どうしたら、効果的に採用活動を強化できるのか?

そんな中でできるだけコストを抑えて自社の持つメディアである会社ホームページを活用するにあたって、情報の見せ方・伝える内容を工夫するだけでも効果は見込めます。

 他社と比較されても勝ち残るための採用コンテンツとして、「募集要項」だけではなく、「共感」を得て、応募していただけるためのコンテンツをご紹介します。

自社Webサイトの「採用情報」を強化するコンテンツ

1. 代表メッセージ

求職者に向けて、代表者のビジョンや熱意を伝える。

2. 会社のビジョン

代表メッセージにも近いですが、この会社が何を目指し3年~5年後どんな会社になっていたいなどの想いを語る。人が付いていきたいと思えるビジョンを示せない会社には魅力を感じてもらえません。

3. 選ばれる理由・会社紹介(会社の独自情報)

「当社はこんな会社ですよ」ということを伝えるコンテンツ。会社によって異なる部分で他社との違いを出せる部分なので、非常に重要性が高いです。
単なる会社紹介以上に、社員教育やキャリアプラン、事務所や工場などの働く環境など。

4. 成長ステージ

職種別にどんな将来を描けるのか自分の成長ステップを見える化して伝える

5. 先輩社員・仲間の声

同僚の声として仕事のやりがいや達成感、人として成長できることなどで入社してからの働くイメージを伝える。スタッフの写真は必ず掲載する。

6. 募集要項

一般的な募集要項。募集職種や給与面など。
多くの企業はこの部分のみでの掲載になっており、他社との差別化ができていない。

7. 仕事風景

現場の写真・仕事風景。特に働く人の画像として求める人材の年齢層に近い人をメインに出すことも重要。
例)20代後半から30代前半くらいの人に来てもらいたいのであれば、同じくらいの年齢のスタッフの写真を多く使う。

8.仕事内容

やりがいや達成感を引き出すために、手がけた仕事の事例などを紹介。

9. 求める人材像(採用コンセプト)

会社のビジョンへの共感、採用したい人材に向けたメッセージを伝える。

10.よくある質問

採用についてよくある質問を掲載。いちいち問い合わせしてもらわなくても、応募検討者が疑問を持ちそうなことは回答しておく。

11.採用窓口の明記

採用と会社へのお問い合せと同列で窓口を用意すると、応募者にとってはハードルが高くなってしまいます。別途採用応募者用の窓口と担当者を明記してお問い合せ対応しましょう。

その他

採用応募者は、暇な時間や採用情報を得た段階で、時間や場所を選ばず御社のWebサイトへアクセスするでしょう。その点を考慮するとWebサイトのモバイル対応は必須。
会社Webサイトがスマホ対応していないとしても、採用情報ページだけはスマホ対応しましょう。ちょっと見づらいだけでも以外と簡単に離脱されてしまいます。

まとめ

自社の製品やサービスにおいて「差別化」が必要なことと同様に、人材採用においても差別化が必要な時代と言えます。
求職者が自社のビジョンに共感し、会社に属した後も自分自身がやりがいを持って成長できる場であることが示せれば、求める人材はやってきてくれるのではないでしょうか。

とか偉そうなことを言っておきながら、当社もまだそこまでできてません(笑)すみません。

 

投稿者プロフィール

武田育大代表取締役
製造業を中心としたWebサイトの制作やコンサルティングを主な業務として、お客様の成果を挙げるために日々勉強をしております。
中小製造業のWeb活用に役立つ情報を発信して行きます。
※不定期更新

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